発売以来、CRM/SFA(営業支援ツール)として絶大な支持を得てきた「eセールスマネージャー」は、使いやすさを追求して進化を遂げてきた。自社開発ゆえに短いスパンでの改修が可能で、開発者のアイディアも盛り込みやすいのが利点だ。顧客の要望が複雑化する中、視野を広げた開発姿勢がさらに求められている。
業界でも息の長いロングセラー「eセールスマネージャー」の開発
当社の営業支援ツール、「eセールスマネージャー」は移り変わりの激しいIT業界の中でも、長い間大きなシェアを握り続けてきています。1999年の発売以来改修を重ね、2010年には機能を刷新した後継版の「eセールスマネージャーRemix Cloud」を新たにリリース。今も年に数回大幅な機能追加をしながら、進化し続けています。部分的なカスタマイズもできるようになっており、パッケージをベースにお客様の要望次第でオーダーメイドも可能です。競合となるのはほとんどが外資系企業のシステムですが、eセールスマネージャーは営業現場やマネージャーの使い勝手を高く評価されており、5,500社超、185業種以上での採用実績を誇ります。
私はRemix Cloudの開発に携わりましたが、設計から実装、上流工程から下流まですべてを任されました。全体が見える開発は技術者にとってやりがいも大きいものです。自社パッケージだからこそ、自分がこうしたいと思うことを機能として実現していける楽しさも実感できます。
すべては自分のやる気次第
外部へのアプローチも求められる時代です
私は1年目から「やりたい」と希望してプロジェクトリーダーを任されましたが、意欲がある人に道が開かれているのがこの会社です。私はフロントに立つのが好きで、外に出てお客様とも話しますし、これまで開発部がノータッチだった機能の解説チラシも自ら作成しました。いまや開発の人間であってもこうした営業努力は必要であり、やる気次第で自分の仕事をやりがいのある充実したものにしていけるのです。
最近は開発も外に出るようになり、開発計画を積極的にアピールするようになってきました。お客様と直接接点を持つのは大事なことです。別の会社と製品を組み合わせることもありますが、社外の技術者と会うことで製品の情報を仕入れ、よいものは開発計画に盛り込んでいける利点もあります。営業と同行して情報を共有できるのも大きなメリットです。開発も視野を広く持ち、柔軟に変化に対応する時代になってきました。
視線が外に向くことで求められているものが見えてきます
お客様と接点を持つようになり、開発の空気も変わってきました。自分たちの作った製品がどう見られているのか、前より意識するようになったのです。最近は中小企業のユーザーも増えてきましたが、こうした会社の中にはITに馴染みが薄く、リテラシーが高くない人もいます。「eセールスマネージャー」は使い勝手のよさに徹底的にこだわっていますが、中小企業の顧客が増えることによって、より使いやすさに重点を置いた開発の必要性を実感するようになってきています。
「eセールスマネージャー」は自社のパッケージ製品なので、変化に柔軟に対応できます。製品の改修を加えていくことでお客様の業務にフィットする率は高くなり、提案の幅も広がります。開発の視野が広がりつつある今、これからも製品の差別化をはかり、使いやすさを追求して、「世界最高峰のCRM/SFA」へ製品を進化させていくのが私達の使命です。
開発部門の仕事
開発の仕事は多岐にわたります
- 製品開発
- バージョンアップ
- エンハンス
- 協業開発
- 問い合わせ対応
- クラウド運用
- 保守改善
開発の仕事は多岐にわたります。専門性を高めてスペシャリストになるのも、経営・営業視点を備えたゼネラリストになるのも自分次第。なりたい技術者をめざして、やりたいことに向き合える環境です。